ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ANNIE ROSS

kuiren

GOLDEN GUINEA(PYE)/GGL 0316/ANNIE ROSS/ANNIE BY CANDLELIGHT/1956

今晩の月は雲がないせいもあってとてもキレイに見えます。風もないので写真を撮ってみようと自宅の軒下から満月を撮ろうとしたのですが、カメラの性能がよくないのか撮影技術がないのか三脚も無い為か、露出が適正にできずに諦めました(残念です)

今日のアルバムは英国サリー生まれのアニー・ロスです。去年の5月10日に本アルバムを記事にしたのですが、それを新たに書き直した内容になっています。彼女のアルバムといえば“WORLD PACIFIC/SINGS A SONG OF MULLIGAN”や、ズートシムズとの共演盤“WORLD PACIFIC/A GASSER”が人気がありますが、このアルバムもそれ等に劣らない内容のアルバムと思います。録音年は本アルバムがMULLIGANが’58年, GASSERが’59年ですがそれより早い'56年に収録されています。このアルバムはアメリカで’53年からライオネル・ハンプトン楽団と一緒にツアーをしていて白人が黒人バンドで歌うとはけしからんと非難され、やむなく退団して’54年に一時英国へ戻ったのですがその英国滞在時に古巣ともいうべきTONY CROMBIEの協力を得て収録されたアルバムです。その時の収録は12曲されたのですが最初に8曲入りの10inch盤が発売されて後に録音12曲を内容とした本12inch盤が出されました(岡村融氏のライナーノート参照)。下の写真は10inch盤のですが僕の所有盤は国内NORMAの再発盤です。本アルバムの収録内容ですがA-1のGYPSY IN MY SOULというと僕はCONNIE EVINGSONの同曲を頭に置きながら聴くと同じ曲とは思えないほどの違いがあります。どちらも好きですがコニーのは現代的にアレンジされアップビートで歌われていますが、アニーの場合はジャズの味わいを醸し出しながらゆっくりとスイングして歌っています。でもどちらも好きです。A-3のI LOVE PARISではBOB BURNSのクラリネットの音色がパリを演出しています。このアルバムで一番の聴き物というかお気に入りはB-1のMANHATTANとB-4のBETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEAです。リ・ワイリーのMANHATTANも名唱ですがアニーの方も負けてはいません。甲乙つけ難いMANHATTANの聴き比べはいかがでしょうか。B-4のBETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEAはこれも僕はついLITA ROZAの同曲と比較してしまいますが、これは好みで意見が分かれるのではないでしょうか。いろんな聴き方で楽しみ方ができるからジャズってキリがなくてやっつけられないからイイですね。ジャケットは白黒の10inch盤が圧倒的に存在感があって好きです。




パーソナル:ANNIE ROSS(vo),TONY CROMBIE(P), BOB BURNS(cl), RAY PLUMMERR(g), LENNIE BUSH(b)
収録曲
A面
1, GYPSY IN MY SOUL
2, SKYLARK *
3, I LOVE PARIS
4, I DIDN'T KNOW ABOUT YOU
5, THE LADY'S IN LOVE WITH YOU
6, I'VE TOLD EVERY LITTLE STAR *
B面
1, MANHATTAN*
2, 'TAIN'T WHAT YOU DO
3, DON'T LET THE SUN CATCH YOU CRYING
4, BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
5, DON'T WORRY 'BOUT ME
6, PLEASE DON'T TALK ABOUT ME WHEN I'M GONE *
注)*印の曲が10inch盤には収録されていません。